遊具が正常に機能するか確認するため、日々の点検は重要です。点検を行うことで、人身事故のリスクを軽減できます。設備管理者は、開始前、運営中、終了後に、本体、ブロワー、周辺機器、備品などの点検を行い、破損や不具合がないか必ず確認してください。
サービス開始前に、その日の天気予報(天気、気温、湿度、風速など)を確認し、運営責任者は気象状態から運営判断を行ってください。
風が強くなってきたら、いつでもサービスを中断できるようにしてください。風速の目安は、瞬間風速6m/sで注意、8m/sを超えたらサービス提供は中止です。
空気圧計で遊具の内部空気圧を確認し、適正範囲内になるように調節してください。内部空気圧が高すぎると、生地同士の接着箇所から空気漏れを起こすおそれがあるのでご注意ください。
エアバルブのキャップを開けて、内部に異物が付着していないか、破損がないか確認してください。異物が付着すると、バルブがうまく閉まらずに空気漏れを起こす場合がありますのでご注意ください。
底面のフック部分は衝撃を受けやすいので、破損していないか確認してください。
持ち手部分は無理に引っ張ると裂けてしまうおそれがあります。各エア遊具の持ち手部分に損傷がないか確認してください。
各遊具が所定の位置に配置されているか、隣接する遊具と連結されているか、コースロープやラバーウエイトと正常に接続されているか、確認してください。
損傷が見つかったら、そのまま使わずにメンテナンスキットで修繕してください。小さな損傷でもそのまま使い続けると、損傷箇所が広がって修繕不能になることがあるので注意してください。損傷箇所は小さいうちに修繕するのがポイントです。
電動ブロワーを使用する際は、異音や異臭に注意してください。もし発生した場合は故障が疑われますので、そのまま使用せず、修理をご依頼ください。
サービス開始前に、拡声器やトランシーバーなどの通信機器の充電、もしくは電池残量を確認してください。充電はサービス終了後に必ず行ってください。また、電池交換が行えるように予備電池を保管してください。
担架、救命浮輪、AED、救急箱、アイスパック(保冷剤)がそろっているか、正常に使える状態になっているかを確認してください。
受付を行うのに十分な枚数の参加申込書が保管されているか確認してください。もし、足りなくなりそうな場合は、コピーを取り、補充してください。
備品が揃っていなかったり、故障していたり、電池や燃料が不足していたりすると、ウォーターパークの運営と利用者の安全管理が正常にできなくなります。その結果、万が一の事態が起きても対処できなくなり、事故につながりますのでご注意ください。
事故を未然に防ぐための「設備点検表のサンプル(PDF)」です。運営者は、点検項目を付け足すなどカスタマイズしてください。設備管理スタッフは、必ず日々の点検を行ってください。